◇収蔵資料から熊本の文学と歴史の魅力をひもとく
◇第12弾
中村汀女と生まれたころ
1、平成30年9月29日(土)~10月15日(月)
2、平成31年1月4日(金)~1月21日(月)
3、平成31年4月3日(水)~5月6日(月)
平成31年(2019年)
2月7日(木)~3月18日(月)
熊本県立図書館が保管する、特別資料コレクションである“文庫”を紹介するシリーズ企画展の第二弾。昭和60年に当館に寄託された、公益財団法人永青文庫所蔵の漢籍資料を展示します。
江戸時代に武士たちが学んでいた学問とはどんなものだったのでしょうか。今回は、その教科書とも言うべき漢籍資料を中心に御紹介します。時代を超えて伝えられた資料の価値や、熊本藩の漢学やその教育に関心を持っていただく機会になれば幸いです。
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【主催】
くまもと文学・歴史館 熊本県立図書館
【特別協力】
公益財団法人永青文庫
【協力】
熊本大学附属図書館 出水神社
熊本県博物館ネットワークセンター
熊本県立人吉高等学校 熊本県立鹿本商工高等学校
熊本マンガミュージアムプロジェクト
★教科書でおなじみの日本の宝が熊本へ!
文永、弘安の2度にわたる戦い《元寇げんこう》に参戦した肥後国御家人竹崎季長(たけざき・すえなが)が、自身の体験を絵巻にした「蒙古襲来絵詞」。
世界的にも類を見ない貴重なこの歴史資料を、熊本で見ることができる絶好の機会です。
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【会期】
11月1日(木)~12月17日(月)
[前期展示]
11月1日(木)~11月19日(月)
[後期展示]
11月21日(水)~12月17日(月)
※休館日:毎週火曜日、11月30日(金)
※展示資料保護のため、会期中に一部展示替えをおこないます。
【展示会趣旨】
今から約750年前、ユーラシア大陸に広大な領土を有するモンゴル帝国(蒙古)が誕生し、世界は大きな変動期を迎えます。日本も二度にわたる蒙古軍の襲来を受け、肥後の御家人・竹崎季長や菊池武房など多くの武士が戦いました。一方で、大陸と日本との交流は拡大し、玉名の高瀬など肥後には中国との交易拠点となる港も現れます。
今回の展示会では、竹崎季長が自らの奮闘を絵巻物にした「蒙古襲来絵詞」(宮内庁三の丸尚蔵館所蔵)を熊本で17年ぶりに公開。絵詞の全貌を最新の研究成果を踏まえてひもときます。また、近年発見された「てつはう」の実物資料や、季長のルーツに関わる古文書、蒙古襲来を描いた文学作品などを併せて紹介し、水中考古学や文学など多角的な視点から、蒙古襲来と竹崎季長の実像にせまります。
時代の嵐のなかで必死に生き抜こうとする季長の姿は、現代の私たちにも通じるものがあります。季長ら熊本の遠い祖先たちが遺した資料を通して、700年以上前の熊本が当時東アジアのなかでどのような位置にあったのか、人々はどのように生きてきたのかを改めて考えます。
【展示構成】
第1章:蒙古襲来絵詞の世界
第2章:蒙古軍の実像
第3章:肥後の御家人・竹崎季長のルーツ
第4章:語られる「神風」イメージ
【主催】
くまもと文学・歴史館 熊本県立図書館
【協力】
宮内庁三の丸尚蔵館、公益財団法人永青文庫
平成30年8月9日(木)~9月30日(日)
長崎と天草地方は、江戸幕府の禁教令による弾圧が激しくなるなかで密かに信仰を継承しつづけ、明治時代にキリスト教が解禁されるまで、日本独特のキリスト教信仰を育んできました。世界文化遺産に登録された長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産は、長崎の大浦天主堂や天草市﨑津集落等の12資産で構成されています。
今回の展示では、「住む人に誇りを!訪れる人に感動を!」をキャッチフレーズに、潜伏の舞台となった﨑津集落などをわかりやすく説明します。
【会場】 図書館ギャラリー
(県立図書館1階廊下)
【主催】 くまもと文学・歴史館
天草市世界遺産推進室
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平成30年7月19日(木)~9月17日(月)
戦後、県内各地にあった貸本屋には、多くの子供たちが集まりました。
本展では、平田弘史やさいとう・たかをなど、貸本時代から活躍した漫画家の原画を30点以上展示するほか、熊本にあった貸本屋の様子や、その貸本を読んで育った熊本出身の評論家の方々(米沢嘉博、橋本博、藤本由香里、村崎修三、梶尾真治)をご紹介します。
貸本漫画と現在の人気マンガを手に取って読める「人気漫画読み放題コーナー」も併設。
世界から大きな注目を集めるマンガ。その発展を支えた貸本漫画が現在に遺してきたものを、どうぞご覧ください。
【主催】くまもと文学・歴史館 熊本県立図書館
【協力】熊本マンガミュージアムプロジェクト
米沢嘉博記念図書館
現代マンガ図書館〈内記コレクション〉
原田誠一氏
◇収蔵資料から熊本の文学と歴史の魅力をひもとく第11弾◇
◆明治150年(2)明治の温泉開発
◆没後60年 徳永直のまなざし
平成30年5月18日(金)
~平成30年7月16日(月・祝)
今回、歴史は明治150年を記念し、西南戦争後の明治11年~12年の熊本における温泉開発を取り上げます。文学は、没後60年になる熊本市生まれのプロレタリア作家徳永直(とくなが すなお)を特集します。
どうぞお越しください。
水俣病を描いた作品『苦界浄土(くがいじょうど)』などで知られる熊本出身の作家・石牟礼道子氏が平成30年2月10日にお亡くなりになりました。心よりお悔やみ申し上げます。追悼の意を込めてささやかではありますが、展示をおこなっております。
展示作品「花を奉るの辞」は、平成29年4月~5月に当館で開催した「震災の記憶と復興エール」展の際に贈っていただいた、熊本の私たちへのメッセージです。