令和2年度

〔共同展示〕 3.11 文学館からのメッセージ

熊本地震 震災の記憶と復興エール
 平成28年熊本地震を経験した私たちのもとへ、全国の文学関係者から寄せられたメッセージの一部を展示します。
 あのとき届いた励ましの言葉は、いまも私たちを応援してくれています。

会期:令和3年(2021年)3月11日(木)~5月5日(水)
全国文学館協議会第9回共同展示チラシ

※全国文学館協議会共同展示「3.11 文学館からのメッセージ」は、2011年3月11日の東日本大震災を契機に、死者に対する鎮魂と被災者への慰謝を願うという趣意に賛同した全国の文学館で開催されています。


第9回「文学館からのメッセージ」チラシ.pdf


※他館の開催状況等は、それぞれの館にご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症の流行により、開催情報が大きく変更された館もあります。十分ご確認くださいますようお願いいたします。


【展示室1】収蔵品展 アーカイブズに見るくまもと16

収蔵資料から熊本の文学と歴史の魅力をひもとく第16弾

1、令和2年(2020年)12月23日(水)~令和3年(2021年)1月10日(日)
2、令和3年(2021年)3月19日(金)~5月5日(水)
チラシ画像


◆歴史
くまもと教育の夜明け
 明治初頭、熊本県下に小学校が設置され、明治11年(1878年)には710校に達しました。その背景には、江戸時代に普及した寺子屋からの移行、地域住民の支援がありました。熊本の教育活動を記録した県庁文書や、当時の教科書等を展示します。


◆文学
球磨の"鮎"の遊び ―生誕100年 上村占魚―
 人吉市出身の俳人 上村占魚(うえむら・せんぎょ)の雅号は、名高い球磨川の「鮎」から付けられました。若くして熊本を離れましたが、故郷と球磨焼酎への愛は生涯変わらなかったといいます。生誕100年の節目を迎えたこの機会に、占魚が目指した「遊びの精神」、技にかたよらない俳句の世界をお楽しみください。

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展示資料リスト(PDF)

【展示室1】企画展「海と空のあいだに ―石牟礼道子の文学世界―」
1月21日(木)~3月8日(月)
〈休館日:毎週火曜日(※2月23日は開館)、1月29日(金)、2月24日(水)、2月26日(金)〉

チラシ画像オモテ

 昭和2年(1927年)天草に生まれ水俣で育った作家 石牟礼道子(いしむれ・みちこ)は、『苦海浄土』をはじめ、多くの珠玉の作品を残しました。
 没後3年を経て、この度、石牟礼道子資料保存会のご協力により、貴重な資料の一部をお借りする運びとなりました。若き日の美しい手作りの歌集や、推敲を重ねた痕跡がわかる小説の原稿を展示します。遺された自筆資料を通して彼女の文学世界を感じ、考えるきかっけになれば幸いです。


【主催】
くまもと文学・歴史館 熊本県立図書館


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熊本県独自の緊急事態宣言を受けて、開催を予定しておりました関連イベントにつきましては延期とさせていただきます。 詳しくは、「お知らせ」ページをご覧下さい。

石牟礼道子 特集コーナー

石牟礼道子 肖像イラスト くまもと文学・歴史館では、2021年(令和3年)2月に石牟礼道子展を開催することを予定しています。
 それに先立ち、展示室2において、企画展へ向けたシリーズ展示を行っています。
世界から注目を集める石牟礼文学の世界をご案内するシリーズです。ぜひご覧ください。


[第1回]
会期:令和元年(2019年)9月13日(金)~ 11月18日(月)
内容:『西南役伝説』自筆原稿 など


[第2回]
会期:令和元年(2019年)11月27日(水)~ 令和2年(2020年)1月30日(木)
内容:『「最後の人」高群逸枝伝』自筆原稿 など


[第3回]
会期:令和2年(2020年)2月1日(土)~6月4日(木)
内容:『春の城』自筆原稿 など


[第4回]

会期:令和2年(2020年)6月5日(金)~8月13日(木)

内容:『天の魚』自筆原稿など

[第5回]

会期:令和2年(2020年)8月14日(金)~10月15日(木)

内容:『天湖』自筆原稿など

[第6回]

会期:令和2年(2020年)10月16日(金)~令和3年(2021年)1月14日
内容:『十六夜橋』自筆原稿など


【主催】くまもと文学・歴史館/熊本県立図書館
【協力】石牟礼道子資料保存会

【展示室1・2】企画展「絵図が語るくまもと」
―熊本県立図書館 絵図コレクションから―

10月8日(木)~11月30日(月)
〈休館日:毎週火曜日(※11月3日は開館)、10月30日(金)、11月4日(水)、11月27日(金)〉

チラシ画像オモテ
 熊本県立図書館は、旧藩から熊本県が受け継いだ江戸時代の絵図や、明治政府の指示により県庁が作成した郡村図など、多数の絵図・地図を所蔵しています。現在の熊本の姿は、過去に行われた様々な土地利用の結果です。例えば、巨大な「国絵図(くにえず)」や城下の絵図を見ると、加藤清正による熊本城築城と城下町の形成など国土の基礎づくり、細川氏の約240年に及ぶ領内経営における城下や各地の発展の様子など、大名によって治められた江戸時代の肥後の姿を知ることができます。また、石刎(いしはね)や堰(せき)など巧みな治水・利水施設を描いた「菊池川全図」には、地域の暮らしを守ろうとした村庄屋以下の人々の工夫の痕(あと)が残されています。さらに、明治時代以降の地図では熊本城や市街の中心に軍施設が置かれ、“軍都”として発展していく熊本の様子をたどることができます。
チラシ画像ウラ

 こうした土地利用の様々な記憶を伝えてくれる絵図・地図は、先人の丹念な測量によって作られました。この展示会が、地域発展の基礎的な作業である地形図の作成を担った人々の苦労に思いをはせ、魅力あふれる熊本の姿を再発見する機会となれば幸いです。



【主催】
くまもと文学・歴史館 熊本県立図書館

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【展示室1】「新青年」創刊100年 編集長・乾信一郎と横溝正史
令和2年(2020年)7月17日(金)~9月22日(火・祝)
〈休館日:毎週火曜日(9月22日は開館)、7月31日(金)、8月28日(金)〉

チラシ画像

 今年、創刊100年を迎える雑誌「新青年」は、国内外の探偵小説を紹介し、江戸川乱歩(えどがわらんぽ)や横溝正史(よこみぞせいし)をはじめとする多くの作家が誕生しました。日本の探偵小説を大きく発展させた、大正・昭和モダニズムの代表雑誌です。その編集長であった横溝正史と、同じく編集長を務め没後20年を迎える熊本の作家・乾信一郎(いぬいしんいちろう)について、貴重資料とともに紹介します。「新青年」作家、江戸川乱歩、海野十三(うんのじゅうざ)、小栗虫太郎(おぐりむしたろう)、獅子文六(ししぶんろく)、伊馬春部(いまはるべ)らも取り上げます。
 関連企画として『金田一少年の事件簿』、『名探偵コナン』などの推理漫画読み放題コーナーも設置します。

【主催】
くまもと文学・歴史館 熊本県立図書館
【協力】
熊本マンガミュージアムプロジェクト

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【展示室1】収蔵品展 アーカイブズにみるくまもと15

収蔵資料から熊本の文学と歴史の魅力をひもとく第15弾

令和2年(2020年)5月14日(木)~7月5日(日)

チラシ画像
◆文学

 今年、生誕100年の節目を迎える熊本市生まれの歌人・安永蕗子(やすなが・ふきこ)の特集です。自然や、生命の深淵(しんえん)をすがすがしく、生き生きと歌い上げた数々の短歌を、書家の顔も持つ蕗子の流麗(りゅうれい)な直筆資料によってご紹介します。

◆歴史
 「肥後のブランド」をテーマに、肥後領内の名所や名産品を紹介します。江戸時代の文献や、相撲番付に見立てた見立番付から、「不知火」「八代蜜柑」「肥後米」「南関素麺」といった肥後のブランドが、人々をどのように引き付けたかを探ります。

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〔共同展示〕 3.11 文学館からのメッセージ

震災の記憶と復興エール
 平成28年熊本地震を経験した私たちのもとへ、全国の文学関係者から寄せられたメッセージの一部を展示します。
 あのとき届いた励ましの言葉は、いまも私たちを応援してくれています。

会期:令和2年(2020年)5月14日(木)~7月5日(日)
全国文学館協議会共同展示「3.11 文学館からのメッセージ」チラシ

※全国文学館協議会共同展示「3.11 文学館からのメッセージ」は、2011年3月11日の東日本大震災を契機に、死者に対する鎮魂と被災者への慰謝を願うという趣意に賛同した全国の文学館で開催されています。

第8回「文学館からのメッセージ」チラシ.pdf

※他館の開催状況等は、それぞれの館にご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症の流行により、開催情報が大きく変更された館もあります。十分ご確認くださいますようお願いいたします。