10月13日(金)~12月3日(日)
〈休館日:毎週火曜、10月27日(金)、11月24日(金)〉

明治維新後、熊本藩に実学党政権が成立すると、「肥後の維新」と呼ばれた藩政改革が行われました。その一環として、教育面では、アメリカ人教師ジェーンズが招かれ、明治4年(1871年)9月に熊本洋学校が開校されます。ジェーンズは、読本、数学、地理、歴史、化学など多くの教科を、通訳を介さず、英語と原書を用いて教えました。閉校するまでの5年間で、250人を超える士民(武士と平民)の子ども達を教え、宗教界、教育界、実業界などの多分野で活躍する優秀な人材を世に送り出しました。また、ジェーンズは、教職の傍ら、西洋農法を含む知識や技術を地域住民に指導し、熊本の近代化に大きな影響を与えました。
今回の展示会では、平成28年(2016年)の熊本地震で全壊した熊本洋学校教師館(ジェーンズ邸)が、令和5年(2023年)9月1日に一般公開を再開したのにあわせ、ジェーンズと熊本洋学校の足跡を紹介します。
【主催】
くまもと文学・歴史館
熊本県立図書館
【協力】
熊本市文化財課
熊本県立大学
★会場では展示解説パンフレット 無料配布予定★