令和4年度

【展示室2】収蔵品展 アーカイブズに見るくまもと20

収蔵資料から熊本の文学と歴史の魅力をひもとく第20弾

令和5年(2023年)1月4日(水)~2月27日(月)
収蔵品展チラシ


◆文学

生誕100年 児童文学作家・竹崎有斐(たけざき ゆうひ)

 令和5年(2023年)は、熊本出身の児童文学作家・竹崎有斐が生誕100年を迎える記念年です。代表作「石切山の人びと」「花吹雪のごとく」など、熊本を舞台にした作品を執筆しています。学校の課題図書にも選ばれ、時代を超えて子ども達を引きつける彼の作品の魅力を紹介します。

◆歴史
地租改正150年~年貢から税金へ~
 
令和5年(2023年)は、明治政府が行った地租改正から150年の節目の年にあたります。明治政府は財政の安定を目指して、年貢に代わる新たな税制を確立する必要がありました。熊本県立図書館が所蔵する県政資料や、古文書等から、熊本での地租改正の様子を紹介します。

チラシ拡大版(PDF)
展示資料リスト(PDF)


【展示室1・2】企画展「煩悶と運命 ―朔太郎と熊本のゆかり―」
10月14日(金)~12月5日(月)

〈休館日:毎週火曜、10月28日(金)、11月25日(金)〉

 明治19年(1886年)11月。群馬県前橋の開業医 萩原密蔵(はぎわら みつぞう)夫妻に長男が誕生しました。朔日(ついたち)に生まれ「朔太郎(さくたろう)」と名付けられた男の子は、医業を継ぐべく期待をかけて育てられます。のちに日本文学史に名を残す詩人・萩原朔太郎です。
 前橋中学を卒業した朔太郎は第五高等学校に進学し、熊本へやってきました。在学当時の書簡からは、親もとをはなれ無邪気な青春を送る様子や、その裏で抱えていた「煩悶(はんもん)」、自分の「運命(うんめい)」への深い悩みをも見て取ることができます。
チラシ裏
 本展では、熊本へ来た若き日の朔太郎と、当時の熊本に注目します。また、朔太郎がのちに詩人となって交流した、北原白秋、丸山薫、蔵原伸二郎ら熊本ゆかりの詩人たちについても紹介します。没後80年の節目を迎えたこの機会に、たしかにあった朔太郎と熊本のゆかりをひもとく展示会です。

展示会チラシ(表)(PDF)
展覧会チラシ(裏)(PDF)
展示資料リスト(PDF)

※関連イベントについては、「過去のイベント」ページをご覧ください。


【主催】

 くまもと文学・歴史館
 熊本県立図書館

【協力】

 萩原朔太郎記念・水と緑と詩のまち 前橋文学館
 熊本大学五高記念館


*この展示会は朔太郎の没後80年を記念し、全国の関係施
 設で行われる「朔太郎大全2022」の参加企画です。

※新型コロナウイルスの感染状況によっては、内容を一部変更、または開催しない場合があります。
 最新情報はホームページでご確認ください。


企画展「松本唯一と松本文庫」
8月5日(金)~9月26日(月)
休館日:毎週火曜日、8月26日(金)

展示会チラシ
 熊本県立図書館所蔵の“文庫”を紹介するシリーズ企画展の第4弾。火山学者で熊本大学初代理学部長であった松本唯一(18921984)が収集した蔵書約14900点が昭和61年(1986年)に寄贈され、「松本文庫」と名付けられました。蔵書は、自然科学に関する書籍・雑誌・地質図だけでなく、歴史・文学・地理・哲学・宗教に及び、多岐にわたります。今回の企画展は、松本唯一の生誕130年を記念して、その業績と松本文庫の魅力を、皆様に知っていただく機会として開催します

【主催】
くまもと文学・歴史館 熊本県立図書館
【協力】
阿蘇火山博物館 熊本博物館 松本唯一遺族 
NPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト
熊本県文化企画・世界遺産推進課

チラシ(表面).pdf
チラシ(裏面).pdf
展示資料リスト.pdf

※関連イベントについては、「過去のイベント」ページをご覧ください。

※新型コロナウイルスの感染状況によっては、内容を一部変更、または開催しない場合があります。
 企画展の最新情報はホームページでご確認ください。

【展示室1】収蔵品展 アーカイブズに見るくまもと19

収蔵資料から熊本の文学と歴史の魅力をひもとく第19弾

令和4年(2022年)6月10日(金)~7月18日(月)
収蔵品展チラシ


◆文学

没後80年 放浪の歌人 
宗不旱(そう ふかん)

 放浪の歌人 宗不旱の没後80年を記念して、歌集「荔支」原稿や歌幅、硯職人であった不旱自作の硯・工具などの遺品を展示し、不旱の作品の魅力をご紹介します。

◆歴史
くまもとの歴史をよみとく
 
加藤清正が肥後を治めるために作成した検地帳(熊本県指定重要文化財)や、人吉藩相良家に遺された江戸時代初めの山村騒動の記録、明治の県政資料を読み解くことで、時の為政者たちがどのように熊本やその関係地域を治めようとしたのかをわかりやすくひもときます。

チラシ拡大(PDF)
展示資料リスト(PDF)


【展示室1・2】特別展「湧水と生きる ―江津湖の歴史と文学―」

3月17日(木)~5月23日(月)
〈休館日:毎週火曜(5月3日は開館)、3月25日(金)、4月22日(金)、5月6日(金)〉

 熊本市郊外にある江津湖は、阿蘇や白川中流域からの伏流水が湧き出る「地下水都市・熊本」のシンボルです。豊かな湧水は古くから地域の生活を支え、多くの人びとを魅了し続けてきました。
 江戸時代、湖とその周辺は熊本藩主が鷹狩や漁を楽しみ、幕府に献上する水前寺苔を育てる特別な場所でした。明治・大正時代には、夏目漱石や与謝野寛(鉄幹)など文人墨客が舟遊びを楽しむ保養地として賑います。昭和以降は公園としての整備も進み、庶民の憩いの場となりました。
 湖に息づく生命の数々は、たくさんの作家たちが文学を生み出す源泉ともなります。周辺に20基を超える文学碑が建てられていることはその証と言えるでしょう。
 本展では、第38回全国都市緑化くまもとフェアが開催されるこの機に、江戸時代から現代までの約400年にわたり、江津湖の湧水とともに生きた人びとの歴史と生み出された文学についてご紹介します。

展示会チラシ.pdf
展示資料リスト.pdf
関連イベントのページ


【主催】

 くまもと文学・歴史館
 熊本県立図書館

【協力】

 公益財団法人 永青文庫
 熊本大学 永青文庫研究センター
 熊本大学附属図書館

【後援】

 第38回全国都市緑化くまもとフェア実行委員会
 熊本市


※新型コロナウイルスの感染状況によっては、内容を一部変更、または開催しない場合があります。
 最新情報はホームページでご確認ください。


【展示室2】〔共同展示〕 3.11 文学館からのメッセージ
会期:令和4年(2022年)3月11日(金)~5月23日(月)

全国文学館協議会第10回共同展示チラシ
※全国文学館協議会共同展示「3.11 文学館からのメッセージ」は、2011年3月11日の東日本大震災を契機に、死者に対する鎮魂と被災者への慰謝を願うという趣意に賛同した全国の文学館で開催されています。


第10回 共同展示詳細(チラシ).pdf



熊本地震 震災の記憶と復興エール
 当館では、平成28年熊本地震を経験した私たちのもとへ、全国の文学関係者から寄せられたメッセージの一部を展示しています。
 あのとき届いた励ましの言葉は、いまも私たちを応援してくれています。

※他館の開催状況等は、それぞれの館にご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症の流行による開催情報の変更にお気を付けください。