令和5年度

【展示室1~3】特別展「文字が語る古代のくまもと」

木簡展チラシ画像

 

令和6年(2024年)
3月15日(金)~5月6日(月)
〈休館日:毎週火曜、3月29日(金)、4月26日(金)〉

 漢字文化は、海外やヤマト王権との交流を契機に、古代の肥後で広まりました。江田船山古墳から出土した大刀銘文は、肥後の豪族が渡来人・漢字を受容した姿を示します。文書主義を基調とした律令国家のもとでは、地方の役所を核として文字の世界はさらに広がります。平城宮跡や太宰府跡で出土した木簡など肥後関係の文字資料は、漢字文化の展開を物語ります。熊本で出土した古代の木簡・墨書土器や写経・石碑なども、肥後びとが書いた文字を今に伝えています。それらの文字や、古代文学に描かれた肥後の姿を読み解いて、古代くまもとの豊かな歴史・文化をたどりたいと思います。古代肥後びとが書いた生の文字の迫力と魅力を感じていただければ幸いです。

 

主な展示資料

国宝 平城宮木簡(肥後国葦北郡正調綿) 8世紀 奈良文化財研究所蔵
国宝 平城宮木簡(肥後国恰志郡調綿…) 723年 奈良文化財研究所蔵
重要文化財 大宰府木簡(為班給筑前筑後肥等国遣基肄城稲穀随…) 8世紀 九州歴史資料館蔵

 ※展示期間の短い資料があります。詳しくはリンク:資料の入替についてをご覧ください

 

 

 イベント 
関連イベントについてはリンク:過去のイベント_令和5年度をご覧ください。

 

【主催】
 くまもと文学・歴史館
 熊本県立図書館

【展示室1】企画展「ジェーンズと熊本洋学校」

10月13日(金)~12月3日(日)
〈休館日:毎週火曜、10月27日(金)、11月24日(金)〉

ポスター画像
 明治維新後、熊本藩に実学党政権が成立すると、「肥後の維新」と呼ばれた藩政改革が行われました。
その一環として、教育面では、アメリカ人教師ジェーンズが招かれ、明治4年(1871年)9月に熊本洋学校が開校されます。ジェーンズは、読本、数学、地理、歴史、化学など多くの教科を、通訳を介さず、英語と原書を用いて教えました。閉校するまでの5年間で、250人を超える士民(武士と平民)の子ども達を教え、宗教界、教育界、実業界などの多分野で活躍する優秀な人材を世に送り出しました。また、ジェーンズは、教職の傍ら、西洋農法を含む知識や技術を地域住民に指導し、熊本の近代化に大きな影響を与えました。
 今回の展示会では、平成28年(2016年)の熊本地震で全壊した熊本洋学校教師館(ジェーンズ邸)が、令和5年(2023年)9月1日に一般公開を再開したのにあわせ、ジェーンズと熊本洋学校の足跡を紹介します。
※関連イベントについては、「過去のイベント」ページをご覧ください。


【主催】
 くまもと文学・歴史館
 熊本県立図書館


【協力】
 熊本市文化財課
 熊本県立大学


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★会場では展示解説パンフレット を無料配布中★

【展示室1~3・図書館ギャラリー】企画展「マンガ県くまもと」

7月21日(金)~9月25日(月)
〈休館日:毎週火曜、7月28日(金)、8月25日(金)〉


 熊本県にゆかりのあるマンガ家は130名を超え、県内には、マンガを活用した取り組みを行う団体なども多数存在しています。2021年、産・学・官が連携した「くまもとマンガ協議会」が発足、70を超える団体が「マンガ県くまもと」の全国的な定着を目指し、活動を続けています。今回の展示会では、熊本県ゆかりのマンガ家を原画や書き下ろし色紙とともに紹介します。また、「くまもとマンガ協議会」参加団体らの展示もご覧になれます。併せて、熊本県ゆかりのマンガ読み放題コーナーも登場。この展示会から、「マンガ県」と呼ばれるにふさわしい熊本県のマンガ文化の豊かさを感じていただければ幸いです。
チラシ裏
 
※関連イベントについては、「イベント(令和5年度)」ページをご覧ください。


【主催】

 くまもと文学・歴史館
 熊本県立図書館

【協力】

 くまもとマンガ協議会
 NPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト

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★会場では「マンガ県くまもと」パンフレット 無料配布中★
 「熊本県ゆかりのマンガ家一覧」や、「マンガを活用する熊本県内の団体紹介」を
 掲載しています!

 ※「マンガ県くまもと」パンフレット訂正のお知らせ

  当館で8月16日までに配布したパンフレットに誤表記がありました。

  4ページの紗織先生の代表作を2作品掲載しておりましたが、「月曜日の恋人」が正しいものです。おわびして訂正いたします。
  詳しくはこちら→「パンフレット訂正のお知らせ

 
【展示室2】トピック展示「上妻博之と牧野富太郎」


令和5年(2023年)6月2日(金)~7月20日(木)

トピック展示の様子

トピック展示チラシ

 NHK連続テレビ小説「らんまん」の放映に合わせ、牧野富太郎(まきの とみたろう)上妻博之(こうづま まさゆき)に宛てた葉書・書簡・雑誌を初公開します。展示点数は全5点。
 牧野は「日本の植物学の父」といわれ、約1500種類以上の新種を命名し、地方の植物研究者とも広く交流しました。上妻は九州学院の博物学教師として務める傍ら、天然記念物の調査や、郷土の歴史研究を行っています。今回の展示では、牧野の葉書・書簡、上妻文庫といった文字資料から二人の功績を紹介します。


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【展示室2】特設コーナー「H28年熊本地震応援メッセージ」
期間:令和5年(2023年)5月19日(金)~7月3日(月)


 平成28年(2016年)に起こった熊本地震を受け、くまもと文学・歴史館では、平成29年に企画展「震災の記憶と復興エール」を開催しました。その際、全国の文学者らから、色紙など多くの応援メッセージをいただきました。今回は、そのうちの一部をご紹介します。
【展示室1】収蔵品展 アーカイブズに見るくまもと22

収蔵資料から熊本の文学と歴史の魅力をひもとく第22弾

令和5年(2023年)5月19日(金)~7月3日(月)
収蔵品展チラシ


◆文学

新収蔵資料展

 近年、新たに加わった、くまもとゆかりの文学資料を初めてご紹介します。

◆歴史
検地帳から地券へ
 
令和5年(2023年)は、明治政府が行った地租改正から150年の節目の年にあたります。県指定重要文化財の検地帳や人吉藩の相良文書、県政資料を展示し、近世から近代にかけての税制改革を紹介します。

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第1閲覧室6月展示について

【展示室2】収蔵品展 アーカイブズに見るくまもと21

収蔵資料から熊本の文学と歴史の魅力をひもとく第21弾

令和5年(2023年)3月15日(水)~5月8日(月)
収蔵品展チラシ


◆文学

日本談義

 昭和13年、荒木精之(あらきせいし)によって創刊された『日本談義』は、熊本という〈地方〉の歴史や伝統を重んじながら、そのタイトル通り〈日本〉への視点を持ち続けました。終刊までに全464冊が刊行された『日本談義』を概観します

◆歴史
どうする人吉藩~米良山毒薬事件!?~
 
肥後と日向(ひゅうが)の国境(くにざかい)に位置する米良山で、江戸時代、米良家家老の毒殺事件が起こりました。この件は幕府に知られることになり、人吉藩は危機に陥ります。この経緯を県立図書館が所蔵する古文書から紹介します

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