熊本県立教育センター主催による「学校司書実践研修」が6月3日(月)に熊本県立図書館で行われました。この研修では、経験が3年未満の学校司書を対象に学校図書館の意義と司書の役割についての研修を行いました。
午前中は、県立図書館の指導主事による県立図書館見学と「学校図書館の意義と司書の役割について」の講話を行い、午後からは、県立図書館職員から「選書」や「レファレンス」の基礎的な講話の後、実際に県立図書館の資料を用いたレファレンス実習を行いました。そして、各学校の情報交換をしたのち閉会となりました。
概要は『学校司書実践研修 概要』をご確認ください。
リンク:『学校司書実践研修 概要』
県立図書館では、学校に対する支援を随時行っております。研修希望やご相談等がございましたら、お気軽に御連絡ください。
県立図書館は、新しい運営基本方針のもと、「市町村立図書館等への支援」として、本館の職員による研修や演習等の機会を提供することを通して、県内の読書活動や図書館活動の推進を図るよう努めています。
先日、山都町立図書館におきまして、読み語りボランティアと図書館職員を対象とした研修会が実施されました。本館職員から県立図書館の活動紹介、読み聞かせのバリエーションの紹介、読み聞かせを行う際の留意点などを詳しく紹介しました。
県立図書館では、今後もこのような研修会や図書館見学等を可能な限り積極的に受け入れていきたいと考えています。多くの皆様のご利用・ご来館をお待ちしています。
〈県立図書館の紹介〉
〈読み聞かせのバリエーション〉
2階第1閲覧室では、6月にあわせて3つのテーマで本の展示を行います。ぜひ手にとってご覧ください。もちろん貸出もできます。
展示1:ハンセン病文学コーナー
健康づくり推進課ギャラリー展示「ハンセン病問題の普及啓発」にあわせて
ハンセン病治療法確立までの医療面での歴史的な経緯、ハンセン病患者への不当な差別撤廃への社会面からの取り組み、施設で終生を過ごしたハンセン病患者の手記やその家族の思いなど、哲学、宗教、歴史、法律、医学、芸術、文学など多くのジャンルにわたって集めて展示しています。ぜひご覧ください。
展示2:世界のなかの西南戦争
くまもと文学・歴史館収蔵品展「世界のなかの西南戦争」にあわせて
田原坂の戦いなど、西南戦争についての歴史的な事柄や関わった人物についての資料を集めるとともに、今回の収蔵品展でのテーマに沿って、当時の武器の技術進歩や戦闘方法の推移に関する資料も集めました。長田秀雄、平川虎臣の作品もあります。ぜひ文学・歴史館の企画展とあわせてお楽しみください。
展示3:6月10日は「時の記念日」
「時計」「時間」をキーワードに本を集めました。時計が誕生するまでの歴史的な事柄や時計産業史、時計に関する技術や様々な時計の種類の紹介など、時計そのものに関する展示だけではなく、梅雨の時期をうまく乗り切るために、時計遺伝子や体内時計について説明した生体リズムに関する資料もあわせて展示しています。
展示してある本の一覧はこちらからご覧いただけます。